Eclipseにおけるブレークポイントを利用したデバッグ

 Eclipseではコード画面の左端の灰色のラインをダブルクリックすることで,その行にブレークポイントを設定できる(shift+command+bでも可).
 ブレークポイントを設定しておくと,その行の処理に辿り着いた時にプログラムが一時停止し,その状態で変数の値などを確認できる.
 そこからさらにプログラムの処理を少しずつ進めながら,どの処理を通ってどう値が変わっていくかを確かめることが出来る.その具体的な方法は以下の通り.

  1. F5(ステップイン):一行処理を進める.メソッドを呼び出す行で止まっていた場合,そのメソッドの内部に移り,先頭で処理が停止する.
  2. F6(ステップオーバー):一行処理を進める.メソッドを呼び出す行で止まっていた場合でも,そのメソッドの内部の処理には移らず,次の行に進む.
  3. F7(ステップリターン):現在実行中のメソッドの処理が終わった所で停止する.
  4. F8(再開):処理を再開する.その後の行でブレークポイントが設定されているならば,その行でまた停止する.

 これらを利用することで,単に変数の値を見るだけでなく,今いるメソッドがどのメソッドから呼ばれたものなのかなども確認できる.