【Postfix】ドメインが省略された宛先のメールを受けたときの挙動

下記の設定次第です。

デフォルトだと、 @$myorigin が付くのかと。

■ append_at_myorigin (デフォルト: yes)
    ローカルで投函されたメールで、ドメイン情報のないメールアドレスに文字列 "@$myorigin" を付け加えます。
    リモートで投函されたメールには、代わりに文字列 "@$remote_header_rewrite_domain" を付加します。

■ local_header_rewrite_clients (デフォルト: permit_inet_interfaces)
    これらのクライアントから来たメールのメッセージヘッダアドレスを書き換え、 不完全なアドレスに $myorigin や $mydomain を付けて更新します;
    他のクライアントからのメッセージヘッダは一切書き換えないか、 メッセージヘッダを書き換えて不完全なアドレスに
    remote_header_rewrite_domain パラメータで指定されたドメインを付けて更新するかのどちらかです。

        ■ permit_inet_interfaces
            クライアントIPアドレスが $inet_interfaces にマッチしたら、
            $myorigin または $mydomain のドメイン名を付加します。
            これはデフォルトで有効になっています。

■ remote_header_rewrite_domain (デフォルト: empty)
    このパラメータが空の場合、リモートクライアントからのメッセージヘッダは 全く書き換えません;
    そうでない場合、メッセージヘッダを書き換え、 不完全なアドレスに指定されたドメイン名を付け加えます。
    local_header_rewrite_clients パラメータはPostfixがローカルとみなすクライアントを制御します。

Postfix設定パラメータ

例として、

  • ホスト名: www.example.com
  • メールドメイン名: example.com
  • MXのメールサーバー: wwwサーバー以外の他のサーバー

のような www サーバーで、下記のような設定だと、cron 等から発信される root 宛のメールが外部へかっ飛んでいくので注意が必要です。

myhostname = www.example.com
mydomain = example.com
myorigin = $mydomain
mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost