WordPressのローカル環境を10クリックで作れる「LOCAL」

WordPressサイトの制作・開発の現場では、表示崩れや不具合が起こる可能性を考えて本番サーバー上で開発は行わず、テストサーバーやローカル環境で行うことが一般的です。

とくにローカル環境は個人のPC内でWordPressを動かすため、インターネット上にサーバーを準備するコストがかからず、セキュリティ上のリスクも低く、WordPress環境を気軽に構築して気軽に捨てられるメリットがあるため多用されています。

WordPressのローカル環境を構築できるツール・手法はいくつかありますが、今回は「LOCAL」というツールを紹介します。

サーバーの知識が不要最短10クリックでローカル環境を構築できてしかも無料
2018年4月時点で抜群にオススメできるローカル構築ツールです。

ダウンロード&インストール

https://local.getflywheel.com/ へアクセスし「FREE DOWNLOAD!」をクリック。

「LOCAL」公式サイト

個人情報の入力を求められますが、「Work Email」と「Number of websites」だけ入力すれば「GET IT NOW!」よりダウンロードできます。

「LOCAL」のダウンロード

ファイルサイズが500MB近くあるためダウンロードには若干時間がかかると思います。
ダウンロード後のzipファイルを解凍しインストールしてください。

LOCALの初回実行

インストールしたLOCALを実行します。

「LOCAL」のアイコン

初回実行では画面上にアラートが出ます。LOCALで不具合が出た時のレポートを送信するかの確認のため、「NO」で断って構いません。

「LOCAL」の初回起動

その後「LET'S GO!」をクリックするとLOCALに必要なアプリケーションのインストールが始まります。

5分〜10分ほどでインストールが終わると以下の画面になります。

「LOCAL」のホーム画面

CREATE A NEW SITE」をクリックしてWordPressサイトの作成に進みます。

サイトの作成

サイト名を入力し右下の「CONTINUE」をクリック。

「LOCAL」のサイト作成:サイト名入力

次の画面はサーバー設定ができますが、「Preferred」のまま何も設定せず「CONTINUE」をクリック。

「LOCAL」のサイト作成:サーバー設定

なお「Custom」を選ぶとPHPとMySQLのバージョンとWebサーバーOSの変更ができます。

次の画面では管理者ユーザーのID、パスワード、メールアドレスを設定して「ADD SITE」をクリック。

「LOCAL」のサイト作成:管理者ユーザー設定

サイト作成を初めて行った時は以下のような表示が出ます。
先ほど設定した管理者ユーザーを、LOCALで作るWordPressのデフォルトに設定するかの確認です。好みで良いですが「SAVE AS DEFAULT」で記憶しておけば以後の作成で楽になります。

「LOCAL」:管理者ユーザーのデフォルト設定

この時点でローカル環境が構築されています。LOCALを起動してから入力欄とボタンのクリックを合わせて10クリックで出来てしまいました。

作ったWordPressを開く

作ったサイトのステータス画面です。画面右の「ADOMIN」をクリック。

「LOCAL」のサイトステータス画面

ローカルで動いているWordPressの管理画面を開けました。デフォルトでは英語のため左メニュー「Settings」から日本語化します。

「LOCAL」のWordPress管理画面

Site Language」を日本語に、「Timezone」をTokyoに変更して保存します。

WordPressの日本語化設定

日本語化できたら、あとは自由にカスタマイズしていきましょう。

日本語化されたWordPress管理画面

LOCALの機能

Local Sites」一覧の右クリックメニューより、サイト操作に関わるほとんどの機能を扱えます。

「LOCAL」機能一覧

どの項目も直感的に分かりやすいですが、特筆すべきはブループリント機能です。

ブループリント機能

LOCALは「Clone」でサイトをコピーする機能もありますが、ブループリントは用途が少し違います。

WordPressの構築初期でいつも行う設定やプラグインをインストールした雛形の状態をブループリントに保存すれば、次回以降の環境構築が速くなるため、WordPressサイトを量産する制作会社などに便利な機能です。

Local Sites一覧の右クリックメニューより「Save as Blueprint」をクリックで以下の画面になります。

「LOCAL」のブループリント作成

ブループリント名とブループリントから除外するファイルを指定して「SAVE BLUEPRINT」をクリックですぐブループリントが作られます。とくに意図がなければ除外ファイルはデフォルトのままで大丈夫です。

画面左下の(+)ボタンで新規サイトを作成するとき、「ADVANCED OPTIONS」をクリックし、「Create site from Blueprint?」で先ほど作成したブループリントを指定して「CONTINUE」をクリック。

するとその後の設定は飛ばされて、ブループリントを作った状態のサイトのコピーが作成されます。

まとめ

  • GUIアプリでインストールが簡単
  • GUIで複数のWordPressを管理できる
  • サーバー知識ゼロでローカル環境を作れる
  • WordPressサイトを量産する人にブループリント機能が便利

ほかのローカル環境構築ツールは「簡単」と言いつつ「サーバー知識ある人の手間を減らす」止まりで、ほぼ確実に黒い画面の操作が入っていましたが、LOCALは本当にサーバー知識ゼロでWordPressのローカル環境が作れます。

なおLOCALは海外WordPressホスティング大手の「Flywheel」が開発しており、有償版サービスの開発も行われているようですが現在(2018年4月)は無料で無制限に使い続けられます。事業として開発されているのでソフトウェアとしての信頼性もあります。

環境の指定や込み入った事情の無い新規のWordPress制作でローカル環境を作るならば、現状はLOCALがベストチョイスと言えます。WordPressを多用する人はぜひ試してください。