Azure で冗長構成の LAMP サーバーを構築 (前編)

概要

Azure でこんな構成の LAMP サーバーを構築してみたお話。
OS、ミドル、アプリケーションレイヤーの話やファイル同期周りの話は割愛。

長いので、前編は Web サーバーと DB サーバーを作成するところまで。

リソースグループ作成

論理的なリソースのグループ (そのまま) を作成。 管理上、便宜的に作っていて特に機能的な意味は無いと思われ。

これ以降で作るリソースはこのグループにブチ込む。

仮想ネットワーク作成

AWS で言うところの VPC ですね。

後編で作るゲートウェイ用のサブネットも作っておく。

はい。

可用性セット作成

参考: 冗長性実現のために複数の仮想マシンを可用性セット内に構成する

仮想マシン (VM) を同じ物理サーバーに置いたら冗長構成の意味がないので、なるべく物理的に切り離してホストしましょうという仕組みなのかと。

ここに複数の VM をブチ込むと、自動でいい感じにバラけさせてくれるようだ。

Linux VM 作成

CentOS はサードパーティ製のイメージしか無さそうなので、気になる場合は Ubuntu か Debian でも使おう。

可用性セットを忘れずに指定。

VM のパブリック IP がデフォルトだと動的 IP なので、静的割当に変更しておく。

セキュリティグループで特定 IP のインバウンド通信を許可。

2 台目のサーバーを 1 台目のイメージから複製する場合は、下記の画面にあるキャプチャを押下して、イメージを作成。

イメージ画面から VM を複製できるぞ。

DB サーバー作成

可用性については、独自でなんかいろいろ頑張っているらしく、AWS の RDS で言うところの Multi-AZ 的な概念は無いらしい。

作成後に Web サーバー IP の接続許可を設定。
不要な場合は SSL 強制設定を無効化しよう。

こちらに記載されている DB サーバー名と管理者ログイン名、先に設定したパスワードでログインできる。

後編へ続く。