MySQLでデータベースを操作する

MySQLを含むLAMPとは

MySQLとは、”LAMP”のMである。 LAMPとは、OSのLinux、WebサーバのApache、データベースのMySQL、プログラミングのPerl、PHP,Pythonの頭文字をとった言葉である。 これらに共通する特徴として、データベース連動型で動的なコンテンツを含むWebサイトの構築に適しており、人気が高いことが挙げられる。 参考リンク

MySQLとは

MySQLとは、データベースのデータ保管・更新・削除・検索の操作を行うための言語である、SQLで動くデータベースのことである。 SQLには大きく2種類に分けられる。 レコード(行)の取得、更新、削除、挿入などデータ操作に分類できる文法のことをDML(データ操作言語)と呼ぶ。 また、テーブルの作成・定義に用いられる文法をDDL(データ定義言語)という。 データベースの利用例として、社員番号・名前・部署・住所などのデータを含む複数の表を一定の表形式で作成・関係付けることで、効率よくデータを扱えることが挙げられる。

MySQLを使用するために、2つのパッケージをインストールする必要がある。

yum install mysql mysql-server

mysql-serverとは、MySQLサーバ本体、mysqlはMySQLサーバーに接続して作業するためのクライアントのことである。

chkconfig mysqld on
service mysqld start

これでインストールが完了する。 このあと、下のコマンド入力によって、mysql>のような表示(mysqlのプロンプト)が出れば、MySQLにログイン成功である。

mysql

データベースをの下準備

データベースの生成

以下のコマンドで、formというデータベースが生成される。

mysql> CREATE DATABASE (データベースにつける名称);

テーブルの作成

上で作ったデータベース内にuser_infoテーブルを追加する。

# データベースに接続する
USE form

便利なコマンドは以下。

# 既存のテーブル確認
SHOW TABLES;

# テーブル生成
# VARCHAR(255) => 255桁の文字列

# テーブルの構造を確認
DESC user_info;

データを操作する

SQL言語を用いる。 SQLの基本文法を以下に記す。

#取得
SELECT * FROM テーブル名

#追加
INSERT INTO テーブル名 VALUES (設定しているカラムの左から順番に入れたい値を入れていく)

#更新
UPDATE テーブル名 SET カラム名 = 値, カラム名 = 値 WHERE (更新したいレコードの条件)

#削除
DELETE FROM テーブル名 WHERE 条件