Google Colaboratoryとは

以前紹介したAWS Cloud9とは?~パソコン無しでプログラミング!?~でCloud9を使ったクラウドIDEの紹介をしました。
Cloud9は使い方によっては初年度無料とはいえ、クレジットカードの登録等は必要なので、少し面倒かと思います。
そこで今回紹介するのはGoogle ColoaboratoryというクラウドIDEです
教育や研究機関へ機械学習の普及を目的としたGoogleの研究プロジェクトの一つでです。 Colaboratoryでガンガンに開発していくのはあまりオススメ出来ませんが、勉強や試しに使ってみるのにはとても良いと思います。
Jupyter Notebookをクラウドで使えるようにしたサービスです。
特徴としては下記のようなものがあげられます。

  1. 環境構築がほぼいらない
  2. クラウドIDEなので、高スペックなパソコンが必要ない。(スマホでもタブレットでも実行可能)
  3. 無料で高機能なNvidia社のTesla K80 GPUを使うことが出来る
  4. ソースコードもクラウド管理なので、共有などが簡単
  5. Colaboratoryを起動できる時間は最長12時間
  6. 容量はGoogle driveの容量に依存するので、15GB以上のファイルなどを用いる場合は課金が必要
  7. テキストにマークダウンが使える!

環境構築がいらないので、とっても簡単にプログラムの実行ができます。
あとは私が検証したCloud9 VS Colaboratory 実行速度対決!!ではColaboratoryのほうが、実行速度が速かったです。
では使いかたを見ていきましょう。

Colaboratoryの使い方

まずはGoogle Driveにアクセスして、自分の好みのところにColaboratory用のファルダをつくります。



フォルダ内で右クリックして その他 > Google Colaboratoryを選択します。
Colaboratoryがない場合はアプリの追加からColaboratoryを検索し 評価する の部分が追加になっていると思うので、追加をクリックしてください。


するとColaboratoryが開かれると思います。
まずはファイル名を変えていきましょう。



赤丸の名前の部分をクリックして好きな名前を入力してください。
私はhello.jpynbにしました。



実際にコードを書いていきます。
赤丸のしかくのセルのなかに

print("hello,world")

と入力します。 その後赤丸のボタンをクリックすると



実行されます。




新しくコードを追加したい時は画面左上の コード から、テキストをいれて解説などを入れる時は画面左上の テキスト をクリックすることで新たにセルを作ることが出来ます。このテキストのセルにはマークダウンで記述することも出来ます。

これだけでPythonの実行環境を作ることが出来ます。
ローカルのやり方と比べるととても簡単です。

おわりに

とっても簡単にPythonの環境構築ができました。
Pythonの勉強を始めてみたい!という方にはとても良いと思います。 無料ですしね!