Amazon EC2 Hibernation がt2インスタンスでも利用できるようになりました

Amazon EC2 Hibernationがt2インスタンスでも利用できるようになりました。
今までは、M3、M4、M5、C3、C4、C5、R3、R4、R5でのみ使えていたようです。
私はこの機能を使ったことがなかったので、試してみます。

Amazon EC2 Hibernationとは

公式サイトの説明を読む限り、OSを休止状態にしてメモリの内容はルートボリュームに保存される とあるのでパソコンでいうスリープみたいなものかなぁと考えます。
Linux インスタンスの休止

OSを終了しないので、再度起動する際に少しだけ早くなるそうです。
やってみましょう。

前提

  • ルートボリュームがEBSであること
  • ルートボリュームがEBS暗号化されていること
  • 停止 – 休止動作を有効にしていること(起動後は変更することができないので、IAMを取得して再構築してください)
  • 次のAMIであること
    • Amazon Linux 2 AMI (2019 年 8 月 29 日以降にリリース)
    • Amazon Linux AMI 2018.03 (2018 年 11 月 16 日以降にリリース)
    • Ubuntu 18.04 LTS – Bionic AMI (シリアル 20190722.1 以降でリリース)*
    • Ubuntu 16.04 LTS – Xenial AMI。* (追加設定 は必須です。)

上記の前提を満たしたインスタンスを作成しました。
休止動作を既存のインスタンスでは休止動作を有効にできないのがちょっと痛いですね

完全に終了しないならEIP振らなくてもIP変わらないんじゃないかなぁと思ったのですが、そううまくはいかないみたいです

インスタンスの休止および起動時に、インスタンスにはプライベート IPv4 アドレスと任意の IPv6 アドレスが保持されます。インスタンスの起動時に、パブリック IPv4 アドレスを解放し、新しいアドレスを割り当てます。

いちよこれも試します。

停止・起動速度について

空のインスタンスだとあまり意味がないかなぁと思ったので、とりあえずWordPressサーバを建てます。 最小構成なので意味がないかもしれませんが・・・

停止 と 休止で比べようかなと思います。 CLIを使わないで手動で比べようと思うので、だいたいの速度だと思って多めに見てください…


休止:32秒 再開:33秒

停止:32秒 再開:33秒


速度変わらないですね 最小構成だからメモリをあまり使ってないですからこのような結果なのかなぁと思うのですが、どうなのでしょうか。
メモリをたくさん食うプログラムなどが動いている場合は変わるのですかね。

ちなみに公式サイトの記述通り、IPアドレスは変わっていました。
EIPを関連付けている場合は変わらないそうです。