ECSの新機能、Amazon ECS Anywhere【AWS re:Invent 2020】

Amazon ECSとは

AWS上で簡単にDockerコンテナの実行、停止、管理できるフルマネージド型サービスです。
Dockerを本番環境で利用したいけどクラスタの管理など大変そう、、、というときに活躍します。

Amazon ECS Anywhereとは

今回、Amazon ECSの拡張機能であるAmazon ECS Anywhereというサービスが公開されました。

Amazon EKS Anywhere (2021 年リリース) は Amazon EKS の新しいデプロイオプションであり、独自の仮想マシン (VM) やベアメタルサーバーを含め、オンプレミスで Kubernetes クラスターを簡単に作成および操作できます。
AWS公式サイトより

ECSのタスクを任意の環境にデプロイすることが可能になり、自社のデータセンター内でAmazon ECSを実行できます
AWS環境で利用しているものと同様の完全マネージド型・高可用のコンテナオーケストレーションサービスをオンプレミスで体感できるようになります。


AWS公式ブログより

Amazon ECS Anywhereの特徴

  • AmazonECSコントロールプレーンはリージョン内に残る
    リージョン内のAmazonECSコントロールプレーンに送信される情報は、タスクの管理に必要なものだけ

  • Amazon ECS Anywhereは、インフラストラクチャに依存しない

  • タスクの更新、スケーリング、実行時に他のリージョンのAWSサービスに接続したいときにはクラウド接続が必要

  • Flux演算子を使用して、Git主導のクラスターライフサイクルと構成管理を可能にする

  • AWSの他サービスとの関連
    ログとメトリクスをAmazon CloudWatchに集約
    AWS Configを使用してクラスター設定を監査 など

関連発表

今回ECSの発表と同時にEKSにもAmazon EKS Anywhereというオンプレミスで動くサービスが登場しています。
他のコンテナに関する新機能も発表されています。

AWS、4 つのコンテナに関する新機能を発表