AWS CloudFrontでのレコードについて

まえおき

CloudFrontとは

エッジロケーションを活用し、ウェブサイトのコンテンツ配信を高速化するもの。 エッジロケーションとは、各主要都市に配置された拠点にウェブサイトをキャッシュし、閲覧者に近い拠点から提供される。それにより、負荷が分散したり、アクセスのスピードがあがったりする。

CloudFrontで利用できる証明書

ACMの証明書を利用する場合、リージョンを米国東部 (バージニア北部)で発行する必要がある。

レコードタイプ

CloudFrontで使用できるレコードはCNAMEレコードとエイリアスレコードがある。

CNAMEレコード

このレコードは、ドメインを別のドメインにアクセスさせるために使うものです。例えばwww.example.comをexample.comの実際のウェブサイトにマッピングできます。 これはCloudFrontでも利用出来ます。Route53で使いたいドメインとディストリビューションドメイン名をマッピングさせます。

エイリアスレコード

CNAMEレコードでは、ドメイン→DNS→ドメイン→DNS→IPアドレスとなります。 一方でエイリアスレコードではドメイン→DNS→IPアドレスとDNSクエリが一度で済むので、処理が半分です。 それなら、Aレコードで直接IPを指定すれば良いんじゃないか?という疑問が生まれてきますよね。ですが、ELBのDNS名に対するIPアドレスは動的に変わる可能性があり、できないのです。

まとめ

CloudFrontではできる限りエイリアスレコードを使ったほうが良いです。 実際にRoute53で設定する際はエイリアスに「はい」をいれ、レコードタイプはAを選択、トラフィックのルーティング先をCloudFront ディストリビューションへのエイリアスにし、ディストリビューションドメイン名を入力すればOKです。