chmodコマンドを使ってみる

chmodコマンドとは

chmodコマンドとは、Linuxのファイルのパーミッションを設定できるコマンドのことである。パーミッションとは実行権限のことで、ファイルによっ「所有者」「グループ」「その他のユーザー」のそれぞれの権限が割り振られている。

chmodコマンドの使い方

chmod {パーミッションの種類} {ファイルパス}

パーミッションの確認の仕方

ls -l {ファイルパス}

ファイルパスを指定しなければ、今いるディレクトリにある全てのファイルの情報を見ることができる。

$ ls -l test.txt
-rw-r--r--  1 {ユーザー名} {グループ名}  0 11  4 13:25 test.txt
  • -rw-r--r--test.txtのパーミッション情報である。パーミッション情報は、「所有者」「グループ」「その他のユーザー」の順に並べて書かれている。この場合、「所有者」のパーミッションはrw-、「グループ」と「その他のユーザー」のパーミッションはr--である。

パーミッションの対応表

アクセス権数値説明
---0読み込み書き込み不可
--x1実行のみ
-w-2書き込みのみ
-wx3書き込み実行のみ
r--4読み込みのみ
r-x5読み込み実行のみ
rw-6読み込み書き込みのみ
rwx7読み込み書き込み実行ができる
覚え方

実行: execute

書き込み: write

読み込み: read

--x -> 3'b001 -> 1

r-- -> 3'b100 -> 4

rw- -> 3'b110 -> 6

  • コマンドでパーミッションを指定する場合は、数値を用いる

chmod 600 ~/example.pem  # (初めて)ssh通信する前に証明書に対して実行するコマンド
  • これは、rw-------と同じ意味であり、所有者にだけ読み込み書き込みの権限が与えらている。