Amazon RDSとは

Amazon Relational Database Service (通称:RDS)」はAmazonの提供する、リレーショナルデータベース構築サービスです。MySQLやPostgreSQL、Oracle、SQL Serverなど多くのデータベースを管理画面から設定するだけで利用できます。

※当記事の内容は2018年8月現在のAmazon RDSの仕様・公開情報に準じます。

Amazon RDSの特徴・メリット

RDSはDBサーバーの構築・運用をサポートしてくれる以下のような特徴があります。

💰 低コスト

RDSは初期費用は必要なく、稼働させた分だけ料金が発生する従量課金のため、短期間の利用でも最低限の料金で利用できます。

利用データベースやサーバースペックによって時間ごとの料金が変わります。詳しくは後述します。

💿 6種類のデータベースから選べる

  • Amazon Aurora
  • PostgreSQL
  • MySQL
  • MariaDB
  • Oracle
  • Microsoft SQL Server

上記6種類からシステムやスキルに合ったものを選択できます。

🔧 DBサーバーの管理が不要

自前でDBサーバーを構築すると、サーバーOSやミドルウェアの管理が必要です。RDSではそうした管理をAWS側が自動で行うため、DBサーバー管理の手間が無くなります。

⚙️ Multi-AZ機能で高可用性を簡単に実現

RDSにはSingle-AZ配置とMulti-AZ配置の2種類があります。Multi-AZを利用すると自動で複数のアベイラビリティゾーン(AZ)にマスターDB、スレーブDBが分散配置されます。

通常、大きな作業コストのかかるDBの同期環境構築(レプリケーション)が省け、非常時のマスターからスレーブへの切り替え(フェイルオーバー)もRDSに任せることができます。

Amazon RDSの料金

RDSの料金はDB本体の利用料に加え、データを蓄積するストレージ料金、通信料金が発生します。

利用料金

RDSの料金は 支払い方法 ☓ DBの種類 ☓ インスタンスのスペック で料金が変わります。

支払い方法はEC2と同様に、従量課金の「オンデマンドインスタンス」と、定額制の「リザーブドインスタンス」の料金体系があります。

例としてMySQLを利用した際のオンデマンドインスタンスの料金を挙げます。
2018年8月時点の東京リージョン公式価格です。

配置方法インスタンス時間料金月額概算
Single-AZdb.m3.medium0.12USD86.4USD
db.m3.large0.24USD172.8USD
db.m3.xlarge0.485USD349.2USD
Multi-AZdb.m3.medium0.24USD172.8USD
db.m3.large0.48USD345.6USD
db.m3.xlarge0.97USD698.4USD

Multi-AZ構成は単純に倍額になります。

ストレージ料金

ストレージは3種類あり、それぞれ料金が異なります。

種別ストレージ料金
汎用 (SSD) ストレージ0.138USD GB あたり/月
プロビジョンド IOPS (SSD) ストレージ0.15USD GB あたり/月
Magnetic ストレージ0.12USD GB あたり/月

MagneticストレージはHDDのことで、SSDにくらべI/Oスピードに差があります。

通信料金

EC2と同額のデータ送信料金が発生します。

RDS からインターネットへのデータ送信料金
1 GB /月まで0 USD/GB
その後 9.999 TB /月まで0.14 USD/GB
その後 40 TB /月まで0.135 USD/GB
その後 100 TB /月まで0.13 USD/GB
150 TB/月を上回る場合0.12 USD/GB

なお、外部からのデータ受信は無料です。

さいごに

今回は Amazon RDS の特徴から料金についてご紹介しました。
RDSの魅力をまとめると以下になります。

  • DBサーバーの運用コスト削減
  • 可用性を高めるための実装コスト削減
  • 導入までの期間短縮

シンプルなWebサイトの場合は、EC2にWebサーバーとDBサーバーを同居させる方がコストメリットが良い場合もあります。個人情報を取り扱うためセキュリティを高めたり、サーバーへの負荷を分散させるためにWebサーバーとDBサーバーを分離させたい場合などはRDSが有力な候補となります。参考になりましたら幸いです。